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概 要  ご 挨 拶  代表プロフィール

ご挨拶 

+CROSS DESiGN+(クロスデザイン)を始めたきっかけは、重症心身障がい児者と呼ばれる人たちの在宅支援に関わった際に、「本人も家族もまだまだ大変だ。特にお母さんは大変だ。もっと様々な支援が必要だ。」と思ったことからです。

更に重症児者だけでなく、障がい者全体としても、障がいのある人々がもっと社会に出ていくためには、現在の制度だけでは不十分であり、(現状の国の財政状態等も考えると)制度に頼らない支援を行う必要があると考えました。そこで企業と繋がりを作り、それを通じて障がい者を支援していこうと思いクロスデザインを立ち上げました。

ところが事業を進めていくうちに、企業などの組織社会においても、そこで働く人々は高ストレス状態にあり、鬱病などの精神疾患を発症し、遂には精神障がいとなっているケースも多く、今では法的にメンタルケアを義務化しなければならないほどの状態であることが分かりました。

つまり現状は障がい者支援(社会福祉)だけでなく、企業をはじめ組織社会も変革を迫られているのです。

その原因は様々なのでしょうが、そのひとつに過度な分離社会となっているのではないかと思います。職業においてその専門化が進むにつれ、社会はよりスピード化され高度に発達してきましたが、その弊害としてもたらされたのが「孤立化」ではないかと思います。孤立に耐えるには相当の精神的強さが必要です。けれどもそれだけの精神的強さを持っている人間は多くはありません。それ故に社会も人も疲弊してしまっています。


行き過ぎた分離社会の反動でしょうか、日本の社会は「モノ」の時代から「心」の時代へと移行し始めました。クラウドファンディングの広がりを見てもそのことは言えると思います。また「共感」がビジネスにおいても大きなテーマとして取り上げられるのものその為でしょう。つまり時代はようやく「分離」から「統合」へ移りつつあるのです。

4年前私は行政機関で「協働コーディネーター」としてNPOやボランティア団体などを支援する活動を行っていました。協働(コラボレーション)とは、複数の機関がそれぞれの持つ強みを受け持って、共通のゴールを目指していく方法です。この方法を用いれば、(うまくいけば)1+1が2ではなく、3にも4にもなります。そしてそこには大きな結果と充実感が生まれることを体感しました。

そこで障がい者がもっと社会の一員として認められるよう、そして企業(組織社会)が働きがいのあるものとなるよう「幸せ」をテーマに協働(コラボレーション)づくりを実施していくこととしました。

ビジネスだけではその窮屈さにあえいでしまいます。社会福祉も(制度構造的に)疲弊し、二進も三進も行かなくなりつつあります。そこで「Socialworkを通じて愛媛を豊かに!」と理念を掲げ、障がい者やマイノリティの持つ潜在的な能力(ちから)を引き出しつつ、両者のもつ強みをクロスさせ、新たな価値を生み出すと同時に、社会課題の解決に貢献したいと思います。
平成28年9月1日
クロスデザイン代表 野本 英教

(平成29年10月、令和2年6月一部修正)




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